10個の機能を実装しないといけない、4ページ分のコーディングをしないといけない、開発ではこうしたやるべき作業が存在します。

この作業を期限までに終わらせて、使う人に手渡す=納品することが「現実のゴール」です。

現実のゴールをクリアすることは、仕事では当然となりますが、現実のゴールだけを目指して進むと、途中でしんどさを感じる場面が出てきます。

やらなくてはいけないと分かっているけど、どうにも気乗りがしなくなるような時ですね。

真面目な人は自分を律して取り組むかもしれません。けれど少なからず効率は落ちてしまうでしょう。

そんなときに意識したいのが「仮想のゴール」です。それは現実のゴールの先にあるゴールです。

この機能であの人が喜んでくれるかもしれない
そしたら将来的にこんな風に拡張できたら、もっと使いやすくて喜ばれるものになるかもしれない

10年後のテクノロジーはこうなるかもしれないから、今からこんな作り方に挑戦してみよう

内容は自分がワクワクするものならなんでもOKです。その時の気持ちが作るエネルギーになるように思います。

これは開発に限らず、色んなことにも当てはまりそうです。例えば宿題をやらないといけないと思って黙々とやるだけだときついです。

けど宿題で理解を深めた先になりたい職業であったり、作りたいものがあれば苦ではなくなるものです。部活の練習とかもそうだと思います。

自分ひとりで取り組む時にも力を発揮する「仮想のゴール」ですが、チームで開発したり後輩の教育で役に立ちます。

人間「いいからやりなさい!」と言われてもやろうと思わないです。渋々やることはあるかもしれませんが、気持ちは前向きじゃないですよね。

でもやった先にこんないい未来が待ってるかもよ?ということを共有できれば、それならやってみようと思えてくるものです。

どういう未来に心惹かれるのかは人それぞれだと思うので、そこは相手を観て考える必要があるとこになります。ちょっとニヤニヤしながら作業できてたらいい感かもしれません。

Posted by:エンジニア

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