先日自宅のプラネタリウム機が故障したのか
電源が入らなくなりました。
中古でも安く手に入るので買い替えてもよかったのですが、
どうせ壊れているなら……と分解して調べてみることに。
中を見ていくと、モーターや回路がガチャっと出てきますが、
どうなっているのか仕組みはちんぷんかんぷん。
困ったなぁと思いながら1つずつ順番に見ていくしかなさそうです。
拡大鏡で部品の番号を見て調べながら、回路の知識をちょこちょこ吸収していきます。
電流の確認にテスターが必要そうだったので購入してこれも適当にいじります。
なんだかプログラミングを最初にやり始めた頃を思い出すなぁ
とかぼんやりと思いながら調べていくうちに、
どうやら回路の素子が1つ故障しているところまで突き止めました。
ただその素子がいったい何かがよく分からないので、
秋葉原の電子部品のお店に行って聞いてみたり
ネットで質問してみたりと今はそんな段階です。
最終的にちゃんと直るのかは分かりませんし、
買い替えるとすぐに解決する話なのですが、
あれこれと足掻いているうちに自分の世界の広がる感じもあります。
こうした「どうしたらいいのか全く分からない」
という状況には割と遭遇しにくいんものだとこの時に思いました。
教科書は体系的に説明がされていますし、
あらゆることが動画でわかりやすく説明されています。
けれどそういったものがあまり見当たらない
手探りでやる状況だからこそ得られる感覚や
自信みたいなものがあると体感的には思っています。
こういった学習を探求型の学習と呼ぶこともあるようです。
探求型学習(文部科学省より抜粋)
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「探究型学習」とは「自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集分析する」「周囲の人と意見交換や協力をしながら進めていく学習活動」を指します。
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Mogicでは例えばインターン生がちょっと慣れてきたなと思ったら、
急に無茶な課題を振ってみて意識的にそういった状況に追い込んだりもします。
最初の頃は「うう……」と拒絶反応を起こしたりもしますが、
そのうち「よしこい」と前向きに取り組めるようになってくるものです。
体系的に学ぶというものももちろん大切ですが、
たまにはよく分からないところにえいやとダイブしてみて、
思いっきり翻弄されてみるのもいいかもしれません。