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教育コラム

【チームワーク】自己認識

2022.11.16

最近のWEB開発は基本的にチーム開発だと思います。
その時に大切になってくるチームワークというものについて考えてみます。

まず結論からいくと
チームワークとは、チームメンバーがお互いの強みと弱みを理解して、チーム全体の強みを最大化、弱みを最小化した状態にすることです。

そのために必要な要素について見ていきます。

▼目次
1) 自己認識
 1-1) 自分で自分を認識できている
 1-2) 他人から見た自分を認識できている
 1-3) 自分で自分を改造できる
2) 他人を観る眼
 2-1) 同化と観察の違い
 2-2) 観るトレーニング
 2-3) 観るから動かすへ
3) プロジェクトのチームワーク


まず自分がどういう人間かを知る「自己認識」が大切になります。自分が何が得意で何が苦手か、これを分からずにチームに貢献することは難しいですよね。

この自己認識、多くの人はできていると思っています。だって自分のことだし分かってる気がする。インターン生もですし、僕自身もそうです。
けれど案外できていないものなんです。 

そんな曲者の自己認識を、いくつかに分けて見てみましょう。

1-1)自分で自分を認識できている
自分自身が何を好きなのか、楽しいのか
自分が得意で他の人よりできることは何か
パッと答えることはできますか?

できれば大丈夫です。
よく分からない、まあ何でもという人は
自分が喜怒哀楽を感じたものを日々記録してみましょう
続けているうちに何かしら気づきがあるはずです。分かってても意外な点が出てくるかもしれません。
あとはとりあえずやってみる精神も大事です。頭の中だけでやった気になっていると見えてこないことも多いので、とりあえず何でもいいから試してみることがオススメです。

あと最近は診断テストみたいなものも多くあるので、そういったものを受けて参考にしてみるのも1つの手です。

好みや性格に加えて、自分の思考回路を認識するという話も後ほど触れまてみます。

1-2)他人から見た自分を認識できている
ここ大事です。
1まではやれてる人も多いんですが、
他の人からみた自分の像とズレていることはよくあります。自分はこうだと思っていても、他人からはそう思われてないという悲しい状況です。

このズレをなるべく減らすために
インターン生たちにやってもらうのが

・自分の長所と短所を書き出す
・他人から自分の長所と短所を聞いてみる
(できるだけ異なる複数グループから)

ということです。
耳の痛いことを言ってくれる人もいるかもしれないですけど、そっちの方がラッキーです。ズレを指摘してくれてるってことなので。
反対に優しいことを言ってくれる人ばかりに聞いてしまうと良くないです。
ちょっと聞きにくいと思う人に思い切って聞いてみましょう。

あとこれはそもそもになりますが、閉じた交友関係になっているとどうしても自分が偏ります。
たまにはいつも絡まないタイプの人と話す機会を意識的に持つことも大切だと思います

1-3)自分で自分を改造できる
1と2ができれば、ひとまずチームワークに必要な自己認識は整ってます。

ついでにもう1つ先の自己認識について。

人間生きてきた時間で身につけた
クセとなっている思考回路が存在します。
こうきたらこう、とほぼ無意識に反応して処理してしまうようなやつです。

これは生物的にはとても正常で、肉体で一番エネルギーを消費する脳を省力化するために特定の回路パターンを形成してるんですね。

やる作業を効率化するいい面もありますが、反対に似たようなアウトプットをする固定化された頭になってしまいます。徐々に仕事に慣れてくる20代後半からのあるあるです。

半分無意識なので、このパターン化した脳を組み替えるのは中々骨が折れます。
自分では見えにくいので、細かく自分の行動記録をとって分析するという手段が1つあります。

いわゆる「メタ認知」と言われる能力ですが、自分を外から見て必要に応じて組み替えていく。
これができるとどんどん新しい自分を形作っていくことが理論的にはできるわけです。
(それを望むかどうかは人それぞれだと思いますが)

チームワークの中でも状況に応じて自分の思考や出す面を調整することもできるようになります。

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さて、チームワークのはじまりである自己認識についてでしたが、生きているうちに何度も戻ってくる命題だと思うので焦らずにじっくり向き合っていく感じですかね。
次回は「他人を観る眼」についてです