チームワークについて考えるシリーズ第三弾。
今回はプロジェクトのチームワークについてです。
▼目次
1) 自己認識
1-1) 自分で自分を認識できている
1-2) 他人から見た自分を認識できている
1-3) 自分で自分を改造できる
2) 他人を観る眼
2-1) 同化と観察の違い
2-2) 観るトレーニング
2-3) 観るから動かすへ
3) プロジェクトのチームワーク・・・今回はここ!
何を作るか企画して、プロトタイプを作り、デザインテ・開発をしてテストをし、外部に公開して宣伝をする、その後ユーザーからのフィードバックを分析して改善を行い、どこかのタイミングでクローズするなり移行する。
サーピス開発のプロジェクトは、ざっくり見るとこういう流れで進むと思いますが、プロジェクトにおけるチームワークとは何でしょう。
各フェーズでチームメンバー全員が力を合わせて進めていくこと
以前はこんな風に思っていました。
けれど実際にそう進めようとすると、うまくいかないことがほとんどです。
では今はどう取り組んでいるかというと、
・各フェーズが得意な人を中心に進める
・もし得意な人がいない場合は、別の人や仕組みの力を借りる
こんな風に考えてみています。(これもまだうまくいかない面は多いのですが)
前者の毎回みんなで足並みを揃えようとすると、
そのフェーズが苦手な人に歩調を合わせるような感じでにどうしてもなってしまうんです。
これはメンバーの弱みが出てしまっている状態とも捉えることができます。
プロジェクトに教育的な目的がある場合、苦手なところもある程度携わってもらうということはあると思います。
けれど前に進めるタイミングでは、やっぱり得意な人に重心を持っていく必要が出てきます。
結果的にどうなるかというと、プロジェクトの各フェーズでそのフェーズが得意な人が交代で輝いていくような状態になります。つまり各自の強みが発揮されている状態です。
ここはアイデアを出すのが得意なヒトに任せる、ここからは細かく丁寧に進めることが得意なヒトに任せるという感じで流動的に重心が移動します。
似たようなタイプのメンバーでやる時は、特定のフェーズはとてもスムーズにいくけど、別のフェーズでは急に行き詰まりやすくなります。この場合はうまく外の力を取り入れたりと進め方の工夫が必要になってきます。
と、まあ言葉で書くと簡単ですが、実際になるのがこれまた難しいわけです。
自己認識と他人を観る眼を総動員し、各自の持ち味をしっかりと見定めつつ、状況に応じてうまく力を引き出す必要があります。
日ごとのコンディションによっても進め方のチューニングも必要になります。
(このシリーズ毎回似た結論で申し訳ないんですが)この辺りは身体感覚的な面も多いので、もうやりながら自分なりに覚えていくしかないと思っています。
サービス開発に限らず、例えば家に友達を呼んでイベントをするというような、他人と一緒に何かをすることであれば何でもOKです。その時々で進め方を模索してみましょう。
誰かと一緒に何かを成し遂げるチームワークには、楽しく生きる大切な要素が詰まっていると思います。是非皆さんも探求してみてください。