Mogic社内で実践しているトレーニングを紹介

日常

IT入門しました

2021.05.27

IT入門時に最初に戸惑うことは、とにかく分からない単語だらけなことかもしれません。
分からない単語を1つ調べると、分からない単語がさらに3つでてくる。
そういった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

たとえば「HTTP」という単語について調べると、

-------------------------------------------
Hypertext Transfer Protocolとは、
WebブラウザがWebサーバと通信する際に主として使用する通信プロトコルであり、インターネット・プロトコル・スイートのメンバである。
-------------------------------------------

wikipediaより抜粋

これを読んだ時点で、プロトコルって何?スイートって何?メンバって何?
と分からない単語だらけです。調べ続けていてもやがて力尽きてしまいます。

Mさんも最初はITの入門本を読んで勉強していたんですが、見るからに苦しみながらやっている様子でした。(眉間にシワがよるので分かりやすいんです)

そこでそのやり方は向いていないかもねとなり、一緒に別の方法を考えてみることにしました。
ITを勉強するといっても方法は色々あります。

本を読む、ネットで調べる、動画を見る、独学で学ぶ、レクチャー形式で学ぶ、グループワークで学ぶ、例えや図で理解する、原理から理解する、手を動かして作りながら理解する

個人差があると思うので、自分の感覚に合うものを選べばいいと思います。

Mさんの場合は何がいいだろうと二人であれこれ話しているうちに
「後輩のためにITレクチャー資料を作る」という課題設定をして、
本で読んだ内容をスライドにまとめるのがいいんじゃないかとなりました。

Mさんは責任感が強く面倒見が良い性格なので、
自分と同じくIT初心者である後輩のためにとなるとやる気が出るからというのと、
Webディレクターの業務である資料作成のトレーニングにもなるからというのが理由でした。
今振り返るとそういう理由なのですが、その時はMさんの反応が良いかどうかで決まりました。

内容はWebサービスの基本的な仕組みを扱い、スライドはイラストが多めのとっつきやすい内容をを目指すことにして毎週1時間ずつスライドを作っていきました。
だいたい30分はスライドを作り、残り30分は雑談といった感じでした。

スライドを作る時間ではまず最初に、本を読んで分からなかった部分についてMさんから説明してもらっていました。これは、今後MさんがWebディレクター の業務に関わる中で自分が分からない箇所をエンジニアやデザイナーに言語化して伝えることが大事になると思ったからです。分からないことを言語化するというのはなかなか難しいことです。

無事にスライドは完成し今では社内の教育コンテンツとして見られています。
とはいえまだ入門したばかり。道は続きます。