先日小説を読みました。
どこにでもある日常風景なのに
なんとも言えない空気感が
伝わってくる作品でした。
特にルールがあるわけではないけど、
全員が暗黙の了解でそう振る舞う。
空気は目には見えないけれども、
大きな力を持つ存在です。
どういう発言や行動が求められているか
人は無意識に読み取って行動しています。
自分の意思以上に、空気の力で
動かされることも珍しくないです。
悪い空気だと閉じて息苦しい感覚。
いい空気だと開いて風が吹く感覚。
体感で感じ取ることはできますが、
意識的にいい空気を創るのは難しそうです。
日々の何気ない会話などから
気づかないうちに醸されるものに思います。
いい空気は貴重です。
みんなでいい空気を創り
それを思いっきり吸い込み
ふーっと吐き出す。
そんな風に呼吸ができた時、
1人だと出せない力が出る気がします。