インターンに参加してから初めてのプロジェクトとして、MicroTech(マイクロテック)の開発を担当しました。7月中旬から約4ヶ月、無事にリリースすることができました。企画や要件定義についてはワタナベくんやカンマオさんの記事をご覧ください。
今回MicroTechで開発したサービスは「ウォンバットのスイーツハント」というウェブゲームで、内容は指定された回数分スイーツの形をしたカードをめくり、そのカードの合計点数で競い合うというものです。また、このゲームにはお腹を空かせたウォンさんがスイーツを求めて森に探しに行くというストーリー性もあります。しかし、ここまで完成させるには3つの壁がありました。
1つ目に、開発環境です。普段使用するパソコンはWindowsで、ショートカットやソフトの扱いには慣れていました。しかし、私が今回使用していたパソコンはMacOSであり、画面操作やフォルダの見方は手探りで、ショートカットに関してはメモを取りながら覚えていきました。いまだにFinderの扱い分からないです。
2つ目に、開発言語です。今回使用した言語はJavaScriptとPHPでどちらも初めて触れるもので未知の領域でした。特に難しいと感じたことはPHPによるサーバー通信です。ウェブの通信規格を理解して頭の中で設計し、プログラムを組むのはとても困難でした。しかし、分からないところを上司の方に相談してみたら、ホワイトボードを使って丁寧に教えていただきました。私の中でのヒーローです。
3つ目に、デザイナーとの連携です。エンジニア同士でチーム開発を行った経験はありますが、デザイナーなどの部門を超えて連携するのは今回が初でした。ある程度の骨組みが整ったら組み合わせる体制で行いましたが、お互いの書いたプログラムを組み合わせて反映させることは大変でした。初めてコードを受け取った時、自分のコードと合わなすぎて一から書き直したのも良い思い出です。
そんなこんなで無事にリリースできました。リリース記念ということで近くのケーキ屋さんで複数のケーキを購入し、その争奪戦にフィードバックも兼ねて使ってみました。ゲームは無事に動作し、ランキングも問題なく表示されました。
さて、ここからはフィードバックになります。制作過程で時間や技術不足が原因でカットした部分はいくつかあり、ある程度の覚悟は持って意見を聞きにいきました。結果は、操作の仕方やゲームの流れ、結果の表示が分かりづらいという意見をいただきました。開発段階では、頭の中に「これはこういう意味だからこうする」のような前提知識がある状態で開発・デバックを行っていたため、自分たちでは気づかない意見が多く寄せられました。これは、サービスを提供し、ユーザーに楽しんでもらうために作ったものをユーザー視点で考えられていなかったのです。開発者としてはなくてはならない考え方です。しかし、ここで気づけたことが重要で、今後のプロジェクトでは常にユーザーのことを考えて開発したいと思います。
今回のMicroTechではウェブアプリ開発、チーム開発、サービス提供の考え方など多くのことを学ぶことができました。これもMogicで働く環境や考え方のおかげです。今後の活動としては、すでに年賀アプリのプロジェクトが動いています。まだ企画・要件定義の段階ですが、開発では今回の反省を活かしてより良いアプリを開発していきたいと考えています。
君は誰だって?申し遅れました。オレ、ナワです。そろそろ布団が恋しくなってきます。