Mogic社内で実践しているトレーニングを紹介

日常

自らに由る

2025.07.03

子どもの頃、隣町を探検すると
知らない景色があった。
「わあ」
心の底から、声が漏れた。

大人になって、
地図を手放せなくなった。
その方が楽だから。
でも時々、あの「わあ」を思い出す。

自由はモヤモヤする。
選ぶのは疲れる。
どこに向かうべきかも、わからない。

こうするのが普通
今のままでいいや
危ないよ

分かりやすい理由が、手近にある。
気づくと思いも枯れている。

でも、静寂の中で耳を澄ませてみる。
たくさんの「べき」の下に、
「こうしたい」が眠っている。

過去の記憶が「やめとこう」と囁く。
自分の声が「私はこうだから」と縛る。
周囲の視線で身が竦む。

いやでもと息を吸って
覆う層を一つずつ、そっと剥がしていく。
その先にある「わあ」を想像してみる。

意を決して歩きだすと
見えてくるものがある。

そしていつかの瞬間に
「ぱっ」と視界が開ける。

歩かない日があってもいい。
休むのもまた大切。

自分の声に従ったつもりが、
実は違ったなんてことも。

うろうろしながら。
わくわくしながら。

大人になっても「わあ」を諦めないために、
「自らに由る術」を大切にしたいものです。