暑い季節になりました。この原稿を書いている今は、台風が接近しているようで外は土砂降りですが、Mogicの窓は防音性がいいのか、室内にいると雨の音は全く聞こえません。でもオフィスの目の前の公園に住んでいると思われるセミたちの声は、いつでもうるさいくらいに聞こえてきます。ひょっとして、セミの声だけを通す特殊なガラスが使われているのかもしれません。
ここで、雨の日に役立つ豆知識を一つ。天気予報を見るのを忘れたり、傘を持ってくるのを忘れたり、傘をどこかでなくしてしまったり(僕です)したせいで、傘なしで雨の中を歩かないといけなくなったことはありませんか?そんな時には、意外なものが役に立ちます。
それは街路樹です。特に東京の道は育て方がいいのか道幅が狭いのか、歩道に街路樹の枝が張り出すくらい立派に育っています。そのおかげで、多少の雨が降っても街路樹の下を通れば濡れないのです。僕の個人的なおすすめは、イチョウの木です。秋は黄葉で目を楽しませてくれて、雨の日には僕をかばってくれる。イチョウには頭が上がらないですね。
さて、暑い季節ということは、インターン生が集まって企画を作り上げるMicrotechの季節でもあります。僕は今まで社内で使うじゃんけんシステムや、年賀アプリの企画を経験してきました。今回のMicrotechはこれまでとは少し趣向が違って、社員さんが制作したホラーゲームのプロモーションビデオを作る、というお題でした。
とある金曜日にインターン生が集められ、社員さんから企画の趣旨を説明され、締め切り日を伝えられ、いくつか質問に答えていただき、「じゃ、あとはよろしく!」のようなノリでインターン生にバトンが委ねられました。みんな動画作成の経験なんてなかったので、「どうしようか」「編集はだれがやるんだ」とあわあわした結果、「とりあえず話し合おうか」ということで作戦会議をしました。
ニュースの速報みたいなテイストはどうか、インタビュー形式はどうかなどと意見はたくさん出たのですが、どうもうまくまとまらない。そんな時、僕の頭に何かが降りてきました。「そうだ、とりあえずみんなでアイスを食べよう」
アイスっていいですよね。何がいいかって、まず片手でも、立ちながらでも食べられること。そしていろいろな味があるから人それぞれ好きな味を食べられること。それでいて不思議と特別感があること。そもそも、Mogicに入ったばかりのインターン生もいる中で、しかも出勤曜日がなかなかかぶらない中で、いきなり企画の話をするなんてもってのほかでした。
みんなでアイスを食べながら、企画のことも関係ないこともあれこれ話していると、いつの間にかいい感じのプロモーションビデオの台本が出来上がっていました。机に向かい合って真面目に議論をすることももちろん大切だけど、アイスでも食べながらわいわい話し合ったほうがいい結果を生む場面は、意外と多くあります。そしてMogicの一員である以上、人への健全な好奇心と、適度なふてぶてしさは欠かせません。
おっと、申し遅れました。オレ、ワタナベです。アジフライにタルタルをつけて食べることが子どものころからの夢だったのですが、ついに先日、夢をかなえることができました。アジフライの次は、どんな夢を見ようかな。