Mogic社内で実践しているトレーニングを紹介

インターン生の連載

【インターン連載】スガイと申します。

2025.09.25
投稿者:スガイ

はじめまして。デザイナーインターンのスガイと申します。

今年の2月にMogicに入社して7ヶ月が経ちました。その中の約半年間、私は来客用の入館証に苦しめられていました。今回はそのことについて書いていこうと思います。

入社してから約1ヶ月が経った頃、リニューアルする入館証の制作を任されました。 その時の1番大きな業務だったこともあり、張り切っていた私はデザイン案のスケッチを大量に描いていきました。スケッチの量を社員さんに褒めていただき、頑張った甲斐があったなと思ったことを覚えています。 その中から一つのモチーフ案に絞り本格的に制作を開始しました。「制作し、フィードバックをもらい、制作」を繰り返して数週間経った頃気づきました。最終案が全然通らないなと。

ここからが地獄でした。 何度修正しても違和感は拭えず、きっちり決めていたモチーフを抽象的にして表現の幅を増やしたりと色々しましたが、状態は良くならず手詰まりになってしまいました。しかし、この問題はすぐに解決します。

いつものように頭を抱えて作業をしていた日、フィードバックをいただくために社員さんと話し合いをしました。このとき私の頭には最悪な解決方法が一つだけ思いついていましたが、口に出すことはありませんでした。が、しかしそのときついに言われてしまうのです。「もう一度最初の方から考え直そうか」と。この展開だけは来ませんように、と祈り続けていましたが、私の祈りが届くことはありませんでした。

こうしてもうすでにかなり時間が経っていましたが、振り出しに戻ることになりました。 モチーフを決め直すときも考え方を変えるなど、2度と同じ失敗はしたくない私は必死に考えました。 そしてモチーフ案が通り、制作が再スタートしました。しかし、この頃は臆病になっており、本当にこのモチーフで大丈夫なのか、もう終わらないのではないか、という不安が付き纏っていました。

しかし、前回との明確な違いに気づきます。進行スピードが全然違うのです。とんとん拍子で進んでいく中で不安は解消されていき、集中して制作することができました。

ようやくこの地獄の終わりが見えてきました。 何度かフィードバックと細かい修正を繰り返した後、直接デザイナー以外の社員さんに見ていただくことになりました。今までの過程を全て知られているわけではないので緊張しましたが、また振り出しに戻るようなこともなくいくつかフィードバックをいただけました。そして全ての製作が終わり、無事入稿することができました。この時はまだ実感が湧かなかったのですが、実際に現物を見た時には強い達成感があり諦めないで良かったと思いました。

私の人生でこれほどまでにたった一枚の紙に向き合い続けた経験はありませんでした。大学の課題でも3ヶ月程度が基本です。これからのインターンも課題も、「入館証制作乗り切ってるしこれもいけるでしょ!」の精神で頑張っていこうと思います。