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インターン生の連載

【インターン連載】オレ、ワタナベです。5

2025.02.27

前回の連載で「記事冒頭で天気の話をする癖が抜けない」と書いてしまったせいで、今回も天気の話をしないといけなくなりました。オレ、ワタナベです。こうなったら、今後記事を書くたびに意地でも天気の話をしようと決心しました。しばしお付き合いください。

僕は北国の出身で、冬になると東京の友人から「東京の寒さなんて余裕でしょ?」とよく言われるのですが、全然そんなことはありません。北国では、家の中から外の雪やらつららやらが見えるので、「寒いぞ!」と覚悟を決めてから外に出ることができます。そしていざ外に出てみると、「意外と寒くない」なんてこともよくあります。

しかし、東京ではそううまくいきません。冬でも緑の葉っぱをつけている木が多いし、道行く人たちもあまり寒そうにしていないので、「今日はそこまで寒くないのか」と油断してしまいます。そして、そのまま何の覚悟もなしに外に出ると、想像を超えた寒さに震える羽目になるのです。(つまり、天気予報をちゃんと確認しようというお話でした)

さて、僕がインターンとして入社した当初からお世話になっていた社員さんが、退職されることになりました。直属の上司として業務の指導をしてくださったり、たくさん相談に乗ったりしていただきました。入社したてで何も貢献できなかった僕に「申し訳なさなんて感じる必要ない」と言ってくださったことは、今でも覚えています。(このことは僕の最初の記事でも触れました)

*過去の記事はこちら
オレ、ワタナベです。

*社員Kさんの記事はこちら
【アンケート】コンソリ塾

この社員さんの最初の印象は、「とても優秀だけどクセが強い人」でした。特に本へのこだわりが強く、「本は中古や図書館ではなく、新品を手に入れたい」「料理の勉強をするために家庭科の教科書を買う」など、忘れられないエピソードが多々あります。クセの強さと、業務の的確な指示とのギャップが魅力的な方でした。

しかし、インターンとして半年ほど過ごす中で、その社員さんの本当の魅力に気が付きました。それは、さりげないフォローと気配りがとんでもなく上手い人だということです。

そのことを一番実感したのは、オフィスの席替えのときでした。僕が席替えのために机を解体していると、ネジ穴が潰れかけている箇所を見つけました。何とかネジを外そうと試みるうちに、力を入れすぎたせいでネジ穴が完全に潰れ、ドライバーが空回りするようになってしまいました。

近くにいた方々とも協力しながら、その後も何人かでネジ穴と格闘していたのですが、一部始終を見ていた例の社員さんが、ぼそっとこう言いました。「そのネジ穴、実はワタナベくんが触る前から潰れかけてたんですよね、それに自分もいじりすぎちゃって」

もちろんネジ穴にとどめを刺したのは完全に僕が悪いのですが、事実関係を明らかにして少しでも僕が責められないようにさりげなくフォローを入れてくれたのです。ここまで先回りして気が使える人なんだと、感動したのを覚えています。

このとき以外にも、周囲へのフォローや気配りを欠かさない姿を何度も目にしました。なぜ必要な時に必要なフォローができるのかと考えてみると、周りをそれだけよく見ているからなのかなと思いました。周りを見渡し、余裕をもって支えるその姿勢を、僕も少しでも見習っていきたいです。

この1年間、お世話になりました。ご活躍をお祈りしています。